> 宇宙史実習(CERN)2010

      宇宙史実習(素粒子@CERN) 2010


0. 最初にやること
              以下のことは、ATLAS登録の記述です。 講習については,登録時講習の記述です.

  • LXPLUSアカウントの取得を済ませておく(EXTERNAL USERとして). (password についてAFS/LXPLUSの項を読むこと)
  • AISアカウントも貰えるので、EDHのSettingsからauthorisation password ( passwordについてaisの項を読め)を設定する.

  •         EDHは各種の要望/記録のために必要な電子書類システム. access requestなどの書類にサインするためにEDH authorisation password を設定する.
  • LEVEL1-3の講習を受ける (EDHがあればWEBから,EDHがない場合も義務ですのでCERN到着後Blg.55で講習を受ける)
  • ATLAS LEVEL4AをWEBから取得する(EDHが必要).
  • ハードをする人は,ACRとSR1への滞在期間中のアクセスリクエストを EDHから提出する.

  •         +Addとしてpull down listからATL_CRやATL_SR1を選択.JustificationとしてATLAS Detector Operation (CR)やSCT Testing (SR1)など記入.その後上のリストからSave, Send(ここでauthorisationが必要).許可には数日かかります.(まだ誰もできてません. External Userはできない様子です.)
  • USER登録を到着後速やかに行う( UsersOffice) ─IDカードは常に携行して下さい.敷地に戻れません!

  •         必要書類は Registration Form, Emergency Contacts Form在学期限の分かる書類を提出することで最長2年有効の登録が可能です.
  • ATLASデータを解析するには GRIDが必要です.認証まで済んでない人は解析作業が制限されます.
  • CERN滞在中はBat510または104-1C02にデスク(desk 26,27,28)を間借りします.510は共有エリアですので,IDカードを取得後Bat124でアクセスライトを書き込んでもらって下さい.
    1. CERN SUMMER STUDENT OPENLAB and Others
    例年7月はじめから8月初旬まで、毎日午前中に、物理(理論、実 験)や実験テクニック(統計学やコンピュータも含む)に関して講義が行われま す. 基礎的な内容から始まり、最新のトピックもカバーされます. せっかくの機会だから興味のあるもの は聴講してください. 英語が詳細まで分からなくても、発表資料がアップされる ので自習もできます. 分からないことは、皆で勉強会をしてもよいでしょう. ( Summer School 2010 講義内容

    ATLAS検出器の見学(7/8 12:30-13:15)
    ATLASコントロールルームと地上部にある検出器の展示施設等を見学し、ATLAS 検出器を理解します.

    COMPASSの見学(7/20 13:30-15:00)
    核子のスピンを研究している固定標的実験を見学します.

    半導体ラボの見学(7/27 9:30-10:30)
    半導体アセンブリーのワークショップを見学します.
    2. 実習
    テーマは参加者間で話し合って、リストを参考にして調整してください.リストされていないテーマも可能です.複数でテーマを分担しても構いません.
    解析ガイダンス1( 塙君のページ)
    解析ガイダンス2( 林君のページ)
    AOD Class Summary - release 15
    ATLAS-Jで行った 講習会
    選択テーマ (+は発展テーマ)
    「J/ψ->μμ事象を用いたheavy quark生成」 (J/ψ->μμをてがかりにheavy flavor生成を探索する 資料)橋本: 中間, 最終

    「γコンバージョンの検出効率」 (γ対のコンバージョン割合から検出効率を評価 資料): __

    「J/ψ->μμ事象を用いたμ粒子検出効率の評価」(J/ψ->μμを用いて、 内部飛跡検出器、μ粒子検出器の検出効率pT依存性を評価する: __

    「タウ検出のためのバックグランドの研究」望月: 中間最終

    K->ππ事象の再構成と内部飛跡検出器の物質量の研究」(K->ππを再構成し、崩壊場所を区切って質量値を求める。発生したπは物質量に応じてエネルギーを失うので、質量値から内部飛跡検出器の物質量分布を評価する: __

    「PIXEL dE/dxを用いたハドロン生成の研究」(PIXELではdE/dxからπ/K/pを分離できる。η(->ππ)、φ(->KK)、Δ(->pp),D(->Kπ)などのハドロンを探す: 新庄: 中間, 最終

    「14TeVでのジェット生成の研究」(林君と協力し、ジェット再構成の現況を研究する.ジェットpT分布,η分布,数分布,bタグを要求しlight flavor除去効率の研究): 高橋: 中間最終

    「Z生成の研究」(塙君と協力し、Z再構成の現況を研究する.電子,μ粒子の同定):小池: 中間, 最終

    「W生成の研究」(林、塙君と協力し、W再構成の現況を研究する.MisET分解能の研究): 木内: 中間最終

    SCT用TX光トランスミッターの特性」(データ通信用TXの故障が報告され、その原因究明のためにスペクトラム解析、SCT運転への影響の評価を行う。既に作業は開始されているので、現地の人と協力して、結果をOperationミーティング等で発表する.作業はSR1): 浜崎+新庄: 浜崎中間, 最終

    +「SCTノイズ特性の評価」(noise occupancyをモニターする方法を開発し、実際に組み込み実施する):

    +「高ヒット数イベントの解析」(SCTヒット数が極端に多いイベントに注目し、その事象の特徴、原因を探る):

    このページからリンクをはりますので、自 分のやったことが分かるように結果を整理しておこう.
    SCT SHIFT TRAINING (林,塙,希望者)
    SCTのシフトを取るためには、DCS(Detector Control System)全般の理解とモニター の知識が必要となり、2週間をかけて実際のシステムで訓練を受けます. 最低限の英会話も必要です.希望者は相談して下さい.
    SCT Training の予約は WorkPlannerから行います.最初にアクセスするとNICEアカウントに従いアカウントが作製されます.実際にATLASシフトをとるにはPoint-1のアカウントも必要になりますが,こちらはトレーニングに合格しOTPに名前が登録されれば自動的に所得できます.
    トレーニングに必要なアクセス場所は、ATL-CR, ATL-SR1
    希望者は原先生とSCTのシフトをとりSCT運転とデータ収集の実際を体感することも可能です

  • SCTの仕 組と運転の概要はシフトに不可欠な知識。SR1のセットアップは シフト訓練用。
    3. その他
    せっかく外国に来たのだから、回りの人とコミュニケーションを取るように心掛 けよう。多くのSUMMER STUDENTSが楽しくやってるので、折をみてイベントにも 参加しよう。夕方には自然にバレーやサッカーなどが始まります。午前の講義を受けていれば、パーティーのお 誘いもあるかも。というわけで、運動のできる服装を一揃えした方がよいでしょ う。