KEK ATLAS member 各位 筑波大学 CDF/ATLAS 各位 このたび,筑波大学とKEKの間で,新たに連携事業を行うこととなり ましたので,お知らせします。 特に,ATLAS実験においては今後より緊密な関係を築いてゆくことになると 思います。皆様のご理解・ご協力をお願いする次第です。 より具体的な情報は,以下をご覧ください。 (1) 今年度よりKEKが募集を始めた大学等連携支援事業に、筑波大学より「国際 共同衝突型加速器実験による宇宙の起源・階層の研究」というタイトルで以下の 内容の提案で応募した結果、採択されました。筑波大学側責任者は金、KEK側担 当者は近藤です。申請書の抜粋は、以下の通りです。  「ATLAS実験・ALICE実験・CDF実験・PHENIX実験に参加している筑波大学内の 研究チームとKEK内の研究チームが連携を強化し国際的競争力を高めて、素粒子 原子核物理学の研究、特にヒッグス粒子探索・トップクォーク物理・クォークグ ルオンプラズマ探索の研究を推進する。実施計画としては、両研究チームは月1 回程度、研究会を開催し測定器開発・物理解析の研究に関する情報の交換を密に する。また今年度の具体的な測定器開発としては、ATLAS実験で次期飛跡検出器 として検討されているシリコンマイクロストリップ飛跡検出器の開発を協力して 行う。」 (2) 筑波大学-KEK CDF-ATLAS 合同研究会の提案 (1) の事業の具体的活動のひとつとして,CDF実験とATLTAS実験の共同研究会 を月1回程度開くことを提案します。 CDF Run-II 実験は現在進行中で,物理の結果が発表されつつあります。 実データを解析し博士論文を書き上げた者も少なからずおります。 物理の内容の理解のみならず,解析の実際的知識および経験を共有し, 今後の CDF および ATLAS 実験での研究に役立つよう深く議論しようという 趣旨です。 日にちが迫っておりますが,第1回の研究会を, 8月19日(金)14:00 - 16:00 に筑波大学にて開きたいと思います。 議題・発表: [1] 佐藤構二(筑波大) CDFのジェットエネルギー校正とb-ジェット同定 (特にトップクォークの物理と関連して) [2] 今後の進め方について 全員 皆様の参加をお願いいたします。 以上,よろしくご検討ください。 筑波大学 金 信弘,受川史彦 KEK  近藤敬比古,岩崎博行